時計情報

2020年新作【パシャ ドゥ カルティエ】

本日もGMTブログをご覧いただきありがとうございます。

今年の春に続き、秋にも時計界では新作の発表がありました。

中でもカルティエからは「パシャ ドゥ カルティエ」がリニューアルとなり、「これまでの慣習にとらわれないデザイン」をコンセプトに、
さまざまな芸術、芸能分野において独創的かつ多様な方法によって新しい道を切り開いたアンバサダーを新たに採用しました。
ボヘミアン・ラプソディで主演を務めた俳優のラミ・マレックや、ウィル・スミスの娘で歌手・女優のウィロー・スミスなどの5人が選出され、生まれも故郷も多様です。

さらに、つい先日日本での特設サイトが開設され、新たに日本人5名がアチーバー(達成者)として選出され、野田洋次郎や池田エライザなど5人のパシャに絡めたインタビューが見られます。

ますます盛り上がりの見せるパシャですが、本日はステンレスモデル4種が入荷いたしましたので、ご紹介いたします。


WSPA0010 41mm


WSPA0009 41mm


WSPA0012 35mm


WSPA0013 35mm

ケースサイズは41mmと35mmの2種類、ステンレス以外に41mmにはイエローゴールドが、35mmにはローズゴールドがあります。

パシャの始まりは、マラケシュのパシャ(大公)であるエル・ジャヴィ公がプールでも使える防水時計が欲しいとの要望に応えて開発した時計と言われています。
それを基に広く一般ユーザー向けに販売を開始したのは1985年のことです。

2020年新作の特徴としては、1.リューズ周りの変更 2.ムーブメントの変更 3.ベルトの利便性が向上 この3つにあります。

まず、1.リューズ周りの変更について、前モデルではリューズ周りが少し無機質でしたが華やかさと利便性が向上しました。

これまでは細身のチェーンで繋がっていましたが、より太く短い仕様となりケースと一体化し扱いやすい仕様に。


以前のリューズガード


今回のリューズガード

またリューズガードのブルースピネルに加え、外した際にもスピネルが付いたことで外しても美しく、
突起部分も少し大きくなり以前よりもリューズの操作がしやすくなりました。


以前のリューズ


今回のリューズ

また、41mmモデルにのみリューズガード下のプレートが収まる窪んだ部分に「LC」の刻印があります。

次に2.ムーブメントの変更について、キャロル・フォレスティエ=カザピが開発した「Cal.1847 MC」を採用しております。

こちらは自社製の自動巻きムーブメントで、所属しているリシュモングループ内でもエボーシュとして使われており、パネライの「Cal.OP XXXIV」などとも基本設計を共有しております。

ラチェット式の自動巻きムーブメントで非常に巻き上げ効率が高く、ご使用状況により異なりますが手巻きでの巻き上げを殆ど必要としません。

また、2015年に発表された「1847 MC」ですが2019年に脱進機を非磁性のリン・ニッケル合金へと変更し、1200ガウスの対磁性能を備えています。
ちなみに昨年発表された「サントス ドゥ カルティエ」にも搭載され、既に実用化されているムーブメントです。

対磁性能を誇りながらもシースルーバックである時計は、ここ数年で増えたものの定番化したモデルとしてはまだまだ数は少ないです。

最後に3.ベルトの利便性が向上については、「クイックスイッチ」と「スマートリンク」が採用された点です。

2018年のサントスから使われているもので、「クイックスイッチ」はケース上下にあるボタンを押すことで簡単に取り外すことができる機能です。

ブレスレットと革ベルトともに採用されているので、季節やその日の気分によりベルトを変更できるのは非常に魅力的であり、使い分けることでストラップの持ちも良くなります。

また、「スマートリンク」は工具無しでブレスレットが調整できる機能です。

ブレスレットの内側にボタンが配置され、ボタンを押すことで中の棒を抜くことができます。

手首周りは季節ごとに太さが変化しますが若干であるがため、わざわざ調整で出すのも少し面倒に感じられましたが、ご自身で調整できるのでいつでもジャストサイズで快適にご使用いただけます。

その他、ダイヤルデザインにおいても特徴的な3・6・9・12のフォントはそのままに、ギョーシェ彫りが全体に施されより高級感のある印象となりました。

※ちなみに日付表示は41mmサイズにしかございません。

今なら新作のステンレスモデル全て在庫がございますので、ぜひお好みのモデルをお探しくださいませ。

皆様のご利用をお待ちしております。

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