GMTブログをご覧の皆様こんにちは。
当店に今年の新作モデルが入ってまいりました。暑くて熱い夏にピッタリの一本をご紹介したいと思います。
本日ご紹介するのはこの一本、オフィチーネ・パネライより2019年新作、PAM00968 サブマーシブルブロンゾです。
こちらのモデル、注目すべきは何と言っても使用されている素材です。
ダイバーズモデルにも関わらず、酸化しやすい銅が用いられています。
2011年に最初のサブマーシブルブロンゾのモデルPAM00382が発表され、世間ではダイバーズモデルにも関わらず銅という酸化しやすい素材を使ったことに衝撃が走りました。
銅は酸化し、緑青が付くことで段々と緑色になっていく特性があります。
その都度磨きをかけたり、酸化しにくいように大切に保管していれば変化は少なくは抑えられますが、やはり日常使用すれば一年も経たずに相応の経年変化が起きる素材です。
それを敢えて水に入ることを想定したダイバーズモデルに使用し、通常は敬遠される素材の経年変化をむしろ楽しもうという粋な提案に、パネライの一筋縄ではいかない面白さがあると思います。
世間からはこのパネライならではの提案が受け入れられ、2013年にはパワーリザーブインジケーターを搭載したPAM00507、2017年にはそれまでの緑文字盤から青文字盤に変更したPAM00671が発表されました。
それぞれ限定1000本と限られた生産で作られた希少なモデルで、今も探されている方も多いのではないでしょうか?
ご紹介しているモデルに関しては限定生産ではなくなりましたが、依然としてブティックで簡単に買うことの出来ない希少なお時計でないことは確かで御座います。
裏面と美錠には腕に直接触れる部分ということもあり、汚れのことを考え、こちらだけはチタンが使用されています。
シースルーバックからは自社ムーブメントのP.9010が使用されています。
自動巻で3日間のパワーリザーブを誇るキャリバーです。
インデックスや針、アワーマーカーもブロンズで整っており、一体感のある美しい盤面で御座います。
入手困難な今年の新作モデル、本格的な夏が始まる前にお手元に如何でしょうか?
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