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今回はこちらの時計を紹介します。
BREGUET ブレゲ マリーン クロノグラフ 4460BB/12/174 WG ダイヤバックル仕様
マリーンの歴史は200年以上前まで遡ります。
当時の船舶には、正確に経度を割り出すために「マリンクロノメーター」と呼ばれる航海用の高精度時計が搭載されておりました。
アブラアン-ルイ・ブレゲは1780年代からマリンクロノメーターを製造していたと言われ、1815年にはその優れた製造技術から、王国海軍御用達クロノメーター製造者に任命されるまでに至っています。
「マリーン」はそのようなブレゲの偉業からインスピレーションを受け、1990年に誕生したコレクションであり、今回紹介する「4460BB/12/174」はその記念すべき1世代目です。
現在ではラグジュアリースポーツウォッチとして不動の地位を確立したブレゲのマリーンですが、「4460BB/12/174」のデザインを見るとかなりドレスウォッチの面影が残っていることがわかります。
約32mmの小さなケースや、ブルースチール針、夜光塗料の塗布されていないインデックスなどは、現在のマリーンにはないディテールであり、クラシカルなドレスウォッチのようなデザインです。
スポーツウォッチらしい要素としては、張り出したリューズガードや、クロノグラフ機構などが見て取れますが、やはり現行のマリーンと比べると初代マリーンはかなりドレスウォッチ寄りのデザインがなされており、当時のブレゲが得意としていたエレガントなドレスウォッチの延長線上にある腕時計になっています。
ムーブメントにはフレデリックピゲの傑作クロノグラフムーブメント「Cal.1185」をベースとした「Cal.576」が搭載されています。
1987年に誕生した「Cal.1185」は、当時の高級クロノグラフの代名詞的なムーブメントであり、「ロイヤルオーク 26715」のベースムーブメントとして現在でも使用され、デイトナに搭載されている「Cal.4130」の手本となったと言われているほどです。
「4460BB/12/174」はそのような歴史的傑作ムーブメントを搭載し、ドレスとスポーツを合わせ持った、現行モデルにはない個性を備えた1本です。
現在ではすっかり人気モデルとなったマリーンの記念すべき初代モデル、是非ご検討ください。
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今回ご紹介した腕時計はこちら
BREGUET ブレゲ マリーン クロノグラフ 4460BB/12/174 WG ダイヤバックル仕様
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