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「軌道ムーンフェイズ表示」という天文機構【リヒャルトランゲ パーペチュアルカレンダー テラ・ルーナ 180.026FE】

GMTスタッフブログをご覧の皆さまこんにちは。
いつもご覧いただきありがとうございます。

今回は、ランゲ&ゾーネの画期的な天文時計をご紹介いたします。

A. LANGE & SOHNE ランゲ&ゾーネ リヒャルトランゲ パーペチュアルカレンダー テラ・ルーナ 180.026FE

「リヒャルトランゲ パーペチュアルカレンダー テラ・ルーナ」は、2014年に誕生した複雑時計です。

12時位置にビッグデイト、4時位置に月、8時位置に曜日が表示されており、6時位置はパワーリザーブインジケーターになっています。

複数の情報が表示されている文字盤ながら、時・分・秒が分かれたレギュレーター機構を採用しているため、視認性は良好です。

そしてこの「テラ・ルーナ」の本領は、裏面にこそあります。

一見するとムーンフェイズに思えますが、「軌道ムーンフェイズ表示」と名付けられたこの機構は、「リヒャルトランゲ パーペチュアルカレンダー テラ・ルーナ」のために開発されたものです。

ディスクに表示されている「地球」と「月」だけではなく、実はテンプが「太陽」に見立てられています。

地球のディスクは24時間で1周し、月のディスクは29日12時間44分3秒に限りなく近い周期で地球の周りを1周します。

これにより、月が太陽(テンプ)と地球の間にある時は満月になり、月が地球の真裏にある時は新月になる、といったことが視覚的にわかるようになっています。

スペースが必要な機構のため、かなり大型のサイズとなっておりますが、それだけの価値がある唯一無二の機構と言えるでしょう。

通常、日付変更に使用されることの多い2時位置のプッシュボタンですが、テラ・ルーナでは押し込みながらリューズ操作をすることで裏面の軌道ムーンフェイズ表示が止まり、表面の時刻をセットすることができます。

これにより裏面を第二時刻として使用するといった使い方も可能となり、実に多機能な腕時計となっております。

実用的とは言いづらい機構かとは思いますが、審美性を極めて重視するランゲ&ゾーネらしさを存分にご堪能いただけるかと思います。

製造難度の高いモデルのため流通量も少なく、滅多に見掛けることのないレアピースのため、是非この機会にご検討ください。

▼本日ご紹介した商品はこちら

A. LANGE & SOHNE ランゲ&ゾーネ リヒャルトランゲ パーペチュアルカレンダー テラ・ルーナ 180.026FE

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。

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