当ブログをご覧の皆様こんにちは。
本日紹介するのは「ランゲ&ゾーネ ランゲ1 デイマティック 320.032」です。
比較対象として「ランゲ&ゾーネ ランゲ1 PG シルバー 191.032」も合わせて、ご覧いただきたく存じます。
1848年、創業者フェルディナント・アドルフ・ランゲがザクセン王国の融資を受けてグラスヒュッテに工房を立てたのがブランドの始まりとされているランゲ&ゾーネ。
高い技術力を持つことで注目を浴びていましたが、東西ドイツ分裂の影響で社会主義国東ドイツに接収。さらにグラスヒュッテ国営時計会社に統合され、A.ランゲ&ゾーネというブランドは消滅しました。
しかし、東西ドイツが統一されるとIWCの社長でありドイツ人のギュンター・ブリュームラインと共にブランド再建に奮闘。1990年、42年越にブランド復活を果たしました。
そして、1994年にランゲ&ゾーネの復興第一号モデルの1つとして発表されたのが「ランゲ1」です。
また、通常パワーリザーブ表示がある位置に、320.032ではレトログラード式の曜日表示となっています。
パワーリザーブ機能ももちろん実用的ですが、日付表示はビジネスシーンでの着用を考えている方にはより嬉しい機能かと存じます。
また、320.032のムーブメントには自動巻きの「Cal.L021.1」を搭載しています。
ビス留め式ゴールドシャトン(3つのブルーのビスで押さえられたリング状のパーツ)、スワンネック緩急針(ヒゲゼンマイの長さを調整する緩急針を、横方向からバネで押さえたもの)、手作業による仕上げ装飾など伝統的な仕上げは変わりません。
尚、191.032は手巻きムーブメント(Cal.L121.1)を搭載しているので、裏側を見たときに印象が異なります。個人的にはどちらも魅力的でこの違いもぜひ見比べていただきたいポイントです。
裏蓋側にある装飾は着用時 手首に当たる側なため、第三者へは見えませんが細かいところまでブランドのこだわりを感じることが出来ます。
ケースサイズも自動巻きムーブメントを搭載していながら、ケースサイズは39.5mm、厚さ10.4mmとオーソドックスなランゲ1と比べると1mmの差なため、比較的着用いただきやすいサイズ感です。
新宿南口の店舗では現在今回ご紹介しております320.032も比較させていただきました191.032も在庫があり、実際にお手に取ってお見比べいただけます。
また、そのほか気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。