時計情報

小さくなったビッグ・パイロット・ウォッチ

本日もGMTブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

早いもので、もう10月です。
今年も残り3か月を切ってしまいました。
今年も多くの新作時計が発表され、当店にも入荷してきました。
今日はその中、からこちらの時計をご紹介いたします。

IWC ビッグ・パイロットウォッチ43 IW329303

IWCがラインナップするパイロットウォッチのフラッグシップであるビッグ・パイロット・ウォッチは、1940年に軍用観測時計として1000本製造されました。
このモデルは観測時計としての精度を確保するため懐中時計用のハック付きムーブメントであるキャリバー52 T.S.C.を搭載するため、55㎜というとても大きなケースサイズになっていました。
この55㎜というサイズはIWC史上最大の腕時計だそうです。
グローブをしたまま操作できる大型の円錐型のリューズも大きな特徴です。

約60年後の2002年にビッグ・パイロット・ウォッチは46.2mmに小型化され復活します。
7日間パワーリザーブにカレンダーを装備した高級モデルとして発売されます。
質実剛健なつくりと、個性的な造形が魅力的な時計でモデルチェンジを経て現在まで続く人気モデルですが、やはりその大きさがネックで諦めた方も多かったと思います。

今回、ビッグ・パイロット・ウォッチに追加されたビッグ・パイロット・ウォッチ43はモデル名が示す通りケース径が43㎜にダウンサイジングされています。

ケースの基本デザインは変わらず、アイコニックな円錐型リューズも、もちろんそのままです。

文字盤はオリジナルモデルの忠実な復刻となるセンター3針のシンプルな構成になっています。

今日ご紹介する青文字盤はレギュラーモデルとしてはビッグ・パイロット・ウォッチ初のラインナップとなっています。

ケース径が小さくなったことで、着けやすくなっています。
使いやすさに繋がっているのは、ケース径だけではなく、厚さも大きいと思います。
46㎜モデルのケース厚15.5mmから13.6㎜とかなり薄くなっています。
また重量も145gから113g(革ベルトモデル同士で比較)と大幅に軽量化されています。

43㎜というサイズはまだ大きいイメージかもしれませんが、文字盤がシンプルなので大き目なケース径でありながら、従来モデルに比べとてもすっきりとした印象です。

革ベルトは特徴的なリベット付きで従来モデルと共通のイメージですが、新たにEasX-CHANGEシステムを採用しています。

革ベルトにあるボタンを押すだけで、革ベルトが着脱できますので、将来的にブレスレットを購入した際には、ご自分で簡単に付け替えが行えます。

ムーブメントは自動巻きキャリバーのCal.82100を搭載しています。
60時間のパワーリザーブを持つIWCの自社製ムーブメントです。
自動巻き上げ部にシリコンパーツを多用した耐久性に優れたムーブメントです。

ムーブメントはシースルー化された裏蓋から非常にメカニカルなムーブメントを堪能することが出来ます。

シースルーバックかされていますが、防水性は従来モデルの6気圧防水から10気圧防水に向上しています;

原点回帰したシンプルな文字盤に使いやすさと個性を両立させた43㎜のケースが魅力的なモデルです。

ぜひ一度、お手に取っていただきたい逸品です。
ご来店、ご注文お待ちしています。

■今回ご紹介した腕時計はこちら
・IWC ビッグ・パイロットウォッチ43 IW329303

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