ノーチラス40周年記念の今年、改めてノーチラスの歴史を振り返ってみました。
1976年に登場したモデル「ノーチラス」モデルの由来は潜水艦「ノーチラス号」の舷窓をモチーフとしデザインはスポーティーで、当時では考えにくい大きいケースサイズとステンレスとしては大変高額なモデルでした。
スポーティーで質実剛健なイメージを求め、ロイヤルオークに遅れる事4年、ジャガールクルトベースの28-255C ムーブメントを採用し秒針はないシンプルな2針モデル。
特記すべき特徴は何と言っても、わずか7.5mmの厚みと120mの防水性です。
120mの防水性を実現させる為にベゼルに耳を設け、ビスで結合させています。
ベゼルと竜頭ガードは一体型で、竜頭はねじ込みではありません。
ケースは裏蓋がない2ピース構造で、現在は裏蓋がある3ピース構造になっています。
バックルは折りたたみのクラスプで大変渋い仕様です。
1982年頃になると、僅かな期間でRef.3700/1が生産終了となりました。
そして同年 Ref.3800が発表され、こちらのモデルは2005年まで生産されました。
ブルーバー、ブラックローマン、ホワイトバーなど文字盤のバリエーションが多いのも特徴の一つで、初期型にはカレンダー地がブラックで数字がホワイト仕様などディテールが違うものもございます。
1998年頃にはブラック文字盤にローマンインデックス、12時位置にパワーリザーブが付いたRef.3710/1Aが登場します。(※当時販売価格約160万)
2004年になると3711/1G、ホワイトゴールド製のモデルが発売になり、ノーチラス初のシースルーバックになっています。(※当時販売価格約330万)
翌2005年には3712/1A プチコンプリケーションモデルが発売になり話題となりましたが、異例の早さで生産が終了してしまいました。
その為、今でもノーチラスの中で最もレアピースではないでしょうか。
(※当時販売価格約230万)
そして2006年、誕生30周年の節目にノーチラスがフルリニューアルされました。
伝統と革新を大切にしているパテックフィリップが放ったニューノーチラスの登場です。
バリエーションも豊かになりました。
5711/1A-001(発売当時199万)
5800/1A(発売当時189万) 5712/1A(発売当時252万)
5712G.5712R(発売当時317万)5980/1A(発売当時375万)
5800/1Aは2005年に廃盤となった 3800/1の後継機。ムーヴメントには21金ローターが美しい「Cal.330SC」を搭載。発表から3年後には生産終了となってしまった希少なモデルです。
文字盤の色、ブレスレットの厚みなど3800/1Aとは細かいディテールが違います。
5711/Aは10年という時間の中で細かいマイナーチェンジがされています。
発表当時の型番は5711/A-001現在は5711/A-010と型番が違っている事はご存知でしょうか?
何が違うかというと番号の違いによって文字盤の色が変更になっています。
初期モデルのがグラデーションは弱く、現行より青(紺)のような色です。
ジュネーブシールからPPシールに変更、cal.315からcal.324へ変更、ブレスがネジ留めから叩きに変更など細かい仕様変更がされています。
2009年には5712GR-001ノーチラス プチコンコンビモデルがアジア先行にて販売されたのちに日本国内にてレギュラー販売されていますが、現在は生産終了。
2010年にはノーチラス初のアニュアルカレンダーモデル5726/1A-001が登場。
2013年にはユニークピースとしてバーセルフェアで発表されていないモデル、ノーチラスのプラチナモデルRef.5711/1Pがリリースされています。
レギュラーモデルとの違いは、ダイヤルが少し明るいブルー、ブレスレットが少し薄くなり、ダイヤルロゴ部分はかすかに枠があり、カレンダー部分にはシッカリと枠とりの加工がされて6時側ケース下にダイヤモンドが一粒セッティングされた特別な仕様になっています(※当時販売価格約1100万)
2014年にはノーチラス・トラベルタイム 5990/1A(582万)
2015年にはノーチラスの3針ローズゴールド無垢の 5711/R-001
個人的には大好きなモデル、雰囲気が抜群にいいです。
ラグジュアリースポーツ界のトップオブトップと認めざるえないモデルです。
文字盤はブラウンで幻想的で美しい…何て上品で綺麗なモデルなんでしょうか。
パテック・フィリップ ノーチラス 5711/1R-001
https://www.zozdbuy.com/item/3717002288684
そして2016年の10月、ノーチラス誕生40周年の年にスペシャルピースがついに発表されました。
5711/1P-001 世界限定700本
5976/1G-001 世界限定1300本
共に1100万以上の定価設定で生産数は少し多めかと・・
付属品のボックスは76年の当時のボックスを復刻させているというこだわりです。
早く実際に手に取ってみたいですね。
長くなってしまったのでこの辺で終わりにしようと思います。
ノーチラスは現在では様々なカラーバリエーションなどがあり、今回紹介した以外にも多様にありレディースのノーチラスなども豊富です。
基本デザインは変わらないままでモデルや年代により細かい違いがあり非常に奥深いモデルです。
実際に使用する事により、本当に良さが分かるとノーチラスラスのオーナーの方はいいます。
是非皆様もノーチラスの歴史と実用性を体感してみて下さい。
※なるべく様々な情報を入れる為、あえて発売当時の参考定価を書いています。
あくまで参考ですので多少ズレている場合がございますので予めごご了承下さいませ。
★ノーチラス 商品一覧はこちら
⇒https://www.zozdbuy.com/search?series=403&maker=286
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