こちらは高級時計の中では生産本数の比較的多いオメガにおいて、世界限定333本のたいへん稀少なモデルでございます。
文字盤の端正なローマ数字は往年の懐中時計に通じる格式の高さを感じさせますが、クロノグラフにより適度にドレスダウンされることで非常に使いやすいデザインとなっております。
ムーブメントはフレデリックピゲCal.1185ベースのCal.3313。
フレデリックピゲのCal.1185は、ヴァシェロンコンスタンタンのオーバーシーズクロノグラフに搭載されているCal.1137や、オーデマピゲのロイヤルオーククロノグラフに搭載されているCal.2385のベースとして使用されたことでも知られており、信頼性の高さが窺えます。
またその設計は、ロレックス初の自社製自動巻クロノグラフムーブメントであるCal.4130に大きく影響を与えたと言われており、歴史的価値のあるムーブメントと言えるでしょう。
そんなCal.1185をオメガ用に再設計したムーブメントがCal.1285であり、Cal.1285をチューンナップしたものが本機に搭載されているCal.3313となります。
毎時21600振動から28800振動にハイビート化され、調速機構も緩急針からフリースプラング化されました。
また、オメガの独自機構であるコーアクシャル脱進機も搭載されており、高耐久高精度の素晴らしいムーブメントです。
トラディショナルなデ・ヴィルに、現代的なケースデザインと42mm径というサイズを備えたデ・ヴィル4643.20.32は、当店価格100万円未満で購入可能な価格ということもあり、日常使いのできる金無垢時計となっております。
今までステンレスウォッチを使用していたお客様にも、初めての金時計としてお勧めできる逸品ですので、是非ご検討くださいませ。