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パテックフィリップのグランドコンプリケーション【パーペチュアルカレンダー スプリットセコンドクロノグラフ 5204P-011】

GMTスタッフブログをご覧の皆さまこんにちは。
本日もご覧いただきありがとうございます。

今回は、久々の入荷となったパテックフィリップのグランドコンプリケーションウォッチ「5204P-011」をご紹介いたします。

パテック・フィリップ グランド コンプリケーション パーペチュアルカレンダー スプリットセコンドクロノグラフ 5204P-011

「5204」は、「5004」の後継モデルとして2012年に誕生した腕時計であり、今回ご紹介するブラック文字盤の「5204P-011」がラインナップされたのは2014年です。

現在でも「5204」自体は現行モデルとして販売されているものの、プラチナ素材の「5204P」は2019年に生産終了となっているため、たいへん希少な1本です。

パテックフィリップの手巻クロノグラフには伝統的に「クロノグラフ」「クロノグラフと永久カレンダー」「スプリット秒針クロノグラフと永久カレンダー」という3つのコンプリケーションのレベルが存在します。

2009年に発表された完全自社製クロノグラフムーブメント「Cal.CH 29-535 PS」は、2011年に永久カレンダークロノグラフ「Cal.CH29-535 PS Q」を経て、2012年にこの「5204」が搭載する、永久カレンダースプリット秒針クロノグラフ「Cal.CHR 29-535 PS Q」となりました。

やはり、「5004」から「5204」への最も大きな変更点は、レマニア「Cal.2310」をベースとした「Cal.CH 27-70 Q」から、完全自社製ムーブメント「Cal.CHR 29-535 PS Q」へと変更されたことでしょう。

自社製にこだわるパテックフィリップが例外的に使用し続けていただけあり「レマニア2310」ベースの「Cal.CH 27-70 Q」は、クロノグラフの確実な動作と、信頼性の高い永久カレンダーの2つを実現していた素晴らしいムーブメントでした。

しかし、完全自社製永久カレンダースプリット秒針クロノグラフ「Cal.CHR 29-535 PS Q」は、全てにおいて「Cal.CH 27-70 Q」を上回るとされるスペックを誇るムーブメントとなっております。

1990年代頃から、パテック フィリップはカレンダー窓を可能な限り大きくしようと努めてきたと言われています。

「5204」の文字盤にはこのこだわりが顕著に表れており、インダイヤルの位置を中心から少し下げたことで、12時位置のカレンダー窓が拡大し、複雑時計ながら極めて高い視認性を実現しています。

これほどのハイエンドモデル購入者に、視認性を重視する方はそこまで多くないと思われますが、実用性にこだわるパテックフィリップらしい配慮と言えるでしょう。

たいへん高額なモデルですが、嫌味がなく、「人生の最後に購入する時計」にも挙がるほどの名作です。

もちろんパテックフィリップの正規オーバーホールを行っておりますので、安心してご購入できます。

ぜひご検討ください。

▼ 本日ご紹介した商品はこちら

パテック・フィリップ グランド コンプリケーション パーペチュアルカレンダー スプリットセコンドクロノグラフ 5204P-011

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。

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